21世紀(せいき)最初(さいしょ)のお正月(しょうがつ)、みんなはどうしてすごしたかな。
さて、今回(こんかい)もいっしょに時や時間にかかわりのある場所(ばしょ)をたずねていこうと思う(おもう)のだが、準備(じゅんび)はよろしいか。よいしょ。

今回は、アメリカはニューヨークへと飛ぶ(とぶ)のだな。しばらく日本(にほん)の各地(かくち)を転々(てんてん)としたから、ちょっと足(あし)をのばして外国(がいこく)へ行って(いって)みたくなったのだな。さて、なぜニューヨークなのか?
それは、ここニューヨークで最初(さいしょ)に「タイムカプセル」が登場(とうじょう)したからなのだな。1938年のニューヨーク万国博覧会(ばんこくはくらんかい)の時(とき)のことなのだな。ウエスチングハウス社という会社(かいしゃ)が、当時(とうじ)の記録(きろく)や品物(しなもの)を同社(どうしゃ)の展示館(てんじかん)の土地(とち)にうめて、開ける(あける)のを3000年後(ご)にしたのだな。 3000年後ということは、3938年で、その時に、ここにタイムカプセルをうめたということをおぼえている人がどのぐらいいるのか、ちょっと不安になってしまうのだな。どっこらしょ。

さて、ここニューヨークでは1965年に行われた万国博覧会でも、第2号(だい2ごう)のタイムカプセルがうめられたのだな。それを開けるのは5000年後の6965年ふーっ、気のとおくなるような話じゃな。この時は地中(ちゆう)150mにうめられたということなのだな。掘り(ほり)かえすことを考えた(かんがえた)だけでも、どっこいしょということになってしまうが、6965年の未来(みらい)だったら、きっとものすごい技術(ぎじゅつ)があるから、カンタンなのかもしなれいな。

日本でも1970年に行われた大阪万博(おおさかばんぱく)の時にタイムカプセルがうめられたのだな。この時は世界(せかい)36カ国(かこく)632人の知名人(ちめいじん)に送られた(おくられた)アンケートによって、タイムカプセルに入れる(いれる)のにふさわしいものを選んで(えらんで)、合計(ごうけい)2098点(てん)が入れられたのだな。
参考(さんこう)までにいくつか紹介(しょうかい)してみようかな。

(自然科学分野:しぜんかがくぶんや)
ふすま紙(がみ)・コピーの紙(かみ)・ガーゼ・プルトニウム原子時計(げんしどけい)・かつおぶしなど

(社会分野:しゃかいぶんや)

宝くじ(たからくじ)・ニセ千円札(せんえんさつ)・祝儀袋(しゅうぎぶくろ)・ネクタイ・タバコ・つけまつげ・プラモデル・電気炊飯器(でんきすいはんき)・大学入試問題(だいがくにゅうしもんだい)など

(芸術分野:げいじゅつぶんや)
バッハのカンタータ第4番(だい4ばん)の楽譜(がくふ)・日本の「書(しょ)」・歌集(かしゅう)・ベストテン映画(えいが)・スチール写真(しゃしん)・音楽(おんがく)テープなど


本当(ほんとう)にいろいろな分野から、いろいろなものが集められていて、びっくりするのだな。
ちなみにこのタイムカプセルが開けられるのは、6970年これまた気のとおくなるような話じゃな。
どっこらしょ。

こうしたタイムカプセルは、一時(いちじ)ブームになって、あちこちのイベントや学校の卒業記念(そつぎょうきねん)などで、たくさんのタイムカプセルが日本中(にほんじゅう)でうめられたということだが、開ける時までいったい何人(なんにん)の人がおぼえているのかなぁ。

さぁ、今回はこんなところで、おしまいなのだな。次回(じかい)はいったいどこにいくのやら。
楽しみ(たのしみ)にまっててくれるとうれしいのだな。よっこらしょ。

(参考文献) 
時と時計の百科事典/織田一朗
時と時計の差身上式100/織田一朗
時計にはなぜ誤差がでてくるか/織田一朗

2001年1月号