時計の歴史年表(とけいのれきしねんぴょう):世界版(せいかいばん)
B.C.4000〜
B.C.3000
エジプトで日時計(ひどけい)が発明(はつめい)される
B.C.2000頃 エジプトで水時計(みずどけい)が発明される
B.C.1100 中国(ちゅうごく)で水時計が使用(しよう)される
B.C.46 ローマのカエサル、共和暦(きょうわれき)をユリウス暦(ユリウスれき)に改定(かいてい)
660 中大兄皇子[なかのおおえのおうじ:のちの天智天皇(てんじてんのう)]、漏刻(ろうこく:水時計)を作り(つくり)、民(たみ)に時を知らせる(しらせる)
1088 中国の蘇頌(そしょう)、脱進機(だっしんき)つきの天体時計(てんたいどけい)を作る(つくる)
1300頃 ヨーロッパで機械時計(きかいしきどけい)が発明される
1348 ドーバー城(じょう)に報時時計(ほうじどけい)ができる:現存最古(げんぞんさいこの機械時計
1364 ドンディーが天文時計(てんもんどけい)完成
1370 ヘンリー・ド・ヴィックが冠形脱進機(かんむりがただっしんき)をもった時計を完成
1511 ペーター・ヘンラインがゼンマイ式懐中時計(ゼンマイしきかいちゅうどけい)を作る
1551 フランシスコ・ザビエルが周防(すぼう)の大内義隆(おおうちよしたか)へ自鳴鐘(じめいしょう:機械式時計)を献上(けんじょう)
1581 ガリレオ・ガリレイが振り子(ふりこ)の等時性(とうじせい)を発見(はっけん)
1582 ローマ教皇(きょうおう)グレゴリウス13世(せい)がグレゴリオ暦を布告(ふこく)
1605 津田助左衛門(つだすけざえもん)がはじめて時計を作り、徳川家康(とくがわいえやす)に献上(けんじょう)
1611 スペイン領(りょう)メキシコの総督(そうとく)が徳川家康に時計を献上
(日本現存最古の時計:にほんげんぞんさいこのとけい)
1656 クリスチャン・ホイヘンスが振り子時計(ふりこどけい)を発明
時計の精度(せいど)が大幅(おおはば)に向上こうじょう)
1675 ホイヘンスがテンプとひげゼンマイを用いた(もちいた)時計を発明
1680〜90 時計の分針(ふんしん)の使用(しよう)がはじまる
1726 グレアムが水銀補正振り子(すいぎんほせいふりこ)を発明
1730 ハリソンが航海用(こうかいよう)時計第1号(だい1ごう)の製作(せいさく)開始
1759 ハリソンがマリンクロノメータ4号機を完成
1796 戸田東三郎(とだとうざぶろう)が天文観測用(てんもんかんそくよう)の精密(せいみつ)な振り子時計(ふりこどけい)垂揺球儀(すいしんきゅうぎ)を製作(せいさく)
1840 アレキサンダー・ベインが電気時計(でんきどけい)を発明
1847 イギリスで労働時間(ろうどうじかん)短縮(たんしゅく)の「10時間法(10じかんほう)」制定(せいてい)
1851 田中久重(たなかひさしげ:からくり儀右衛門:からくりぎえもん)和時計(わどけい)の最高傑作(さいこうけっさく)万年時計(まんねんどけい)を完成
1859 英国国会議事堂(えいこくこっかいぎじどう)の塔上(とうじょう)に時計取付(とけいとりつけ)、ビッグ・ベンの愛称(あいしょう)で親しまれる(したしまれる)
1872 明治政府(めいじせいふ)改暦(かいれき)の詔書(しょうしょ)公布(こうふ)
不定時法(ふていじほう)廃止(はいし)、定時法(ていじほう)のグレゴリオ暦を採用(さいよう)
午前(ごぜん)、午後(ごご)、時(じ:時間の単位)の用語(ようご)定まる(さだまる)
1873 「時間(じかん)」という語(ご)が誕生(たんじょう)(小学読本:しょうがくどくほん)
1875 文部省(もんぶしょう)、小学校(しょうがっこう)で時計の教育(きょういく)をはじめる
1880 キューリー兄弟(きょうだい)が圧電(あつでん)効果(こうか)を発見(はっけん)
1881 服部金太郎(はっとりきんたろう)が東京(とうきょう)京橋(きょうばし)に時計店(とけいてん)開業(かいぎょう)のちの服部時計店(はっとりとけいてん)
1884 グリニッジ子午線(しごせん)を0度(0ど)と定め(さだめ)、そこでの平均太陽時(へいきんたいようじ)を世界(せかい)の標準時刻(ひょうじゅんじこく)に決定(けってい)
1888 日本標準時(にほんひょうじゅんじ)公布(こうふ)
ライニッツアが液晶(えきしょう)を発見
1892 精工舎(せいこうしゃ)ではじめての掛け時計(かけどけい)を作る。ボンボン時計と呼ばれた(よばれた)
1894 銀座(ぎんざ)に服部時計店(はっとりとけいてん)が店(みせ)をひらき、時計塔(とけいとう)を作った
1895 精工舎がはじめての懐中時計(かいちゅうどけい)タイムキーパーを作る
1897 リーフラーが高精度(こうせいど)の精密天文時計(せいみつてんもんどけい:日差0.02秒)を完成
1905 アメリカ、無線報時(むせんほうじ)を開始
アインシュタインが特殊相対性理論(とくしゅそうたいせいりろん)を発表
絶対時間(ぜったいじかん)の概念(がいねん)を否定(ひてい)
1913 精工舎国産初(こくさんはつ)の腕時計(うでどけい)ローレル完成
1919 BIH(国際報時中央局:こくせいほうじちゅうおうきょく)パリに設置(せっち)される
1920 生活改善運動(せいかつかいぜんうんどう)の中で初(はつ)の「時の記念日(ときのきねんび)」(6月10日)実施(じっし)
1921 ショートが自由振り子時計(じゆうふりこどけい:振り子時計の極致)を完成
1925 東京放送局(とうきょうほうそうきょく)ラジオ放送を開始、初の報時(ほうじ)
1926 世界初(せかいはつ)の防水時計(ぼうすいどけい)完成
1927 マリソンが水晶時計(すいしょうどけい)を開発
ジッターが地球(ちきゅう)自転(じてん)の不整(ふせい)を発見
1929 東京市(とうきょうし)、午砲(ごほう)を廃し(はいし)サイレンとなる
1936 ストイコが地球自転速度(そくど)の季節(きせつ)変化(へんか)を発見
1939 ジョーンズが地球自転の不規則(ふきそく)を実証(じっしょう)
1949 ライアンズがアンモニア原子時計(げんしどけい)を開発
ラジオの時報コマーシャル開始
1955 電電公社(でんでんこうしゃ)電話による報時サービス開始
エッセンがセシウム原子時計を開発
世界時(せかいじ)を補正(ほせい)の仕方(しかた)により3種(3しゅ)にわける
1958 暦表時(れきひょうじ)による秒(びょう)の定義(ていぎ)を採用(さいよう)
セイコーが放送局用(ほうそうきょくよう)水晶時計(すいしょうどけい)を発表
1959 アメリカ、原子時計で相対性理論(そうたいせいりろん)を実証(じっしょう)
1960 セイコーが打方付(だほうつき)トランジスタ掛け時計を発売
ブローバー社が音叉(おんさ)腕時計を発表
1962 セイコーがトランジスタ水晶時計を発表
1964 セイコーがオリンピック東京大会(とうきょうたいかい)の公式計時(こうしきけいじ)を担当(たんとう)
1967 原子時計による秒の定義(ていぎ)を採用
1968 セイコーが家庭用(かていよう)クオーツクロックを発表
1969 セイコーが世界初(せかいはつ)の水晶腕時計「クオーツアストロン」を発売
1971 世界初のデジタルウオッチ発売
1972 新しい(あたらしい)協定世界時(きょうていせかいじ)実施(じっし)
7月1日、初の「うるう秒」挿入(そうにゅう)
1973 セイコーが日本で初のデジタル水晶腕時計を発売
1978 セイコーが年差時計(ねんさどけい)ツインクオーツを発売
1982 セイコーがテレビ付(つき)腕時計を発売
1983 セイコーが録音機能付(ろくおんきのうつき)腕時計を発売

1984

セイコーがコンピュータ付腕時計を発売

2001年7月号