「国産初の腕時計(こくさんはつのうでどけい)<ローレル>

<ローレル>は、国産初(こくさんはつ)つまり、日本ではじめて作られた(つくられた)腕時計(うでどけい)なんだ。いまから90年ぐらいまえ、時代(じだい)でいうと明治時代(めいじじだい)の終わり(おわり)から、大正時代(たいしょうじだい)の日本には、ヨーロッパから輸入(ゆにゅう)した腕時計しかなくて、まだ懐中時計(かいちゅうどけい/男の人がチョッキのポケットにいれて使う(つかう)時計)が使われていたんだ。
でも、きっと腕時計がみんなに使われるようになるだろうと考えた(かんがえた)セイコー(そのころは、精工舎[せいこうしゃ]といっていた)は、腕時計の試作(しさく/ためしにつくること)や研究(けんきゅう)をつづけて、ついに1913年に国産初の腕時計<ローレル>を完成(かんせい)させたんだ。そのころの技術(ぎじゅつ)では、ものすごく組み立て(くみたて)がじょうずな時計職人(とけいしょくにん)さんが、組み立てても1日に、30〜50個(こ)しか作ることができなかったんだ。この<ローレル>が作られはじめてから、腕時計をほしがる人たちがふえ、「腕時計の時代」がきたのは、昭和(しょうわ)の時代にはいってからだといわれているんだよ。

ここにある白黒の写真(しゃしん)は、その<ローレル>を作っていたころの、セイコーの工場(こうじょう)のようすだよ。天井(てんじょう)からぶらさがっているベルトは、時計の部品(ぶひん)を作ったり、みがいたりするための機械(きかい)を動かす(うごかず)ためのものなんだ。そのころの時計作りは、ほとんどが手作業(てさぎょう)で、作られていたんだ。ほとんどの作業が自動化(じどうか)されている今の工場からは想像(そうぞう)もつかないけどね。こんど、「時計づくり今・むかし」という特集(とくしゅう)をやるから、そちらもたのしみにまっててね。

 

おみやげはこっち!

Mac版ダウンロードはこちら。<1.8M>

Win版ダウンロードはこちら。<1.8M>

国産初腕時計(こくさんはつうでどけい)<ローレル>のアクチュアルウオッチだよ〜ん。この<ローレル>アクチュアルウオッチは、みんなのコンピュータの画面(がめん)で、今の時間をほんとうにきざんでくれるんだよ〜ん。みんな、どんどんもっててね。