ここで、ちょっとユニークなソ連(それん)のロケットや戦車(せんしゃ)の乗組員(のりくみいん)に対する(たいする)考え方(かんがえかた)を紹介(しょうかい)しておこう。アメリカなどでは、まずそこに乗る(のる)人が最低限(さいていげん)快適(かいてき)かどうかを考えて(かんがえて)から乗り物(のりもの)を設計(せっけい)するんだ。それがソ連は作った(つくった)乗り物に、乗組員を合わせる(あわせる)という考え方なんだ。つまり、宇宙船(うちゅうせん)の様(よう)に乗組員のスペースが限られて(かぎられて)いる乗り物には、ガガーリンのような身長(しんちょう)の低い(ひくい)乗組員はまさに最適(さいてき)だったということなんだ。
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